トイレリフォーム一番の目的といえば、もちろん快適な空間にすること。こだわりたいポイントはたくさんあると思いますが・・・ちょっと待って!頭でっかちになっていませんか?

トイレのリフォームは、「ま、いいか」が命取り。ちょっとした見落としで却って狭さを強調するようなことになってしまったら、それだけでストレスとなり本末転倒です。

今回は、トイレリフォームでよくある4つの失敗例から、成功の秘訣を学びましょう!

 

失敗その1:サイズ感の失敗

 

トイレのリフォームにおいて、残念ながら失敗例として最も多いのが、サイズ感を考慮に入れずに便器を選んでしまうことです。

一般的に、洋式便器のサイズは大きく分けてレギュラーサイズ(普通サイズ)とエロンゲートサイズ(大型サイズ)の2種類あります。日本最大手のトイレ便器メーカーのTOTOによると、リフォームの際、実に75%の方がゆったりしていて座りやすいエロンゲートサイズを選択するそうです。

奥行きはそれぞれレギュラーサイズが約44cm、エロンゲートサイズが約47cm。一見するとそれほど大きな差はないように感じるため、詳しくシミュレーションすることなくエロンゲートサイズを選んでしまうようですが、そもそもトイレのスペースは、一般的な分譲マンションで0.4坪程度、一般的な戸建てで0.5坪程度・・・そう。狭いのです!

このたたみ一畳程度のスペースでは、たった3cmの違いで、便座に座った時にドアがやけに近くに感じたり、掃除のためにちょっと屈んだだけでもドアにお尻をぶつけてしまったり、といったことが起こり得るのです。

また、最新のタンクレストイレでも、便器そのものはコンパクトなのでトイレを広く使えるだろうと思っていたら、新たに手洗いを設置する必要があったためリフォーム前より狭くなってしまった!という例もよくあるのです。

 

【成功のためのポイント1】

たかが3cm、されど3cm。広々としたショールームなどで見ると、本当に小さな違いとしか目に映らないのですが、そこが大きな落とし穴です。やはり、実際のトイレのサイズを細かく測っておいて、きちんとシミュレーションしましょう。

一般的には、便器からドアまで50cm以上あると使いやすいと言われていますので、目安にしてください。

>>3分で分かる あなたのお宅に設置できるトイレの確認方法

失敗その2:床材選びの失敗


便器を新しくする際に床材も変更する方は、意外に多いもの。それなりに年数が経っていると落ちなくなってしまった床の汚れが目立つ場合があったり、新しくする便器の形状によっては以前の便器の跡が床に残ってしまう場合もあったりするのです。

「床材でそんなに後悔するポイントなんてあるのかな?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、実は、サイズの失敗に次いで多いのが、床材選びなの失敗なのです。

一般的にトイレの床材には、水や洗剤に強いクッションフロアが使われています。これをリビングや廊下に合わせてフローリングにしたり、もしくは壁に合わせてタイルにしたり、といったデザイン性を重視したリフォームをされる方が多いのですが、これが落とし穴に。

実はフローリングは湿気に弱く、カビが繁殖しやすい素材のため、シミや変色が起こりやすいのです。なので、トイレの床材に向いているとは、お世辞にも言えません。

また、タイルは耐水性に関しては問題ありませんが、実は目地の部分が汚れやすく、掃除が大変。目の細かいタイルを選んでしまったばかりに後悔する、という例は後を絶たないのです。

 

【成功のためのポイント2】

デザイン的なセンスや統一感は確かに大切ですが、まずは耐水性や耐アンモニア性を考慮に入れて、床材を選びましょう。そして、トイレは毎日使うものですので、当然、掃除をする頻度も高いということを念頭に置いて、汚れにくい素材を選んでください。

最近ではクッションフロアでも質感やデザイン性の高いものもあります。実際に目で見て確かめて、きちんと比較検討することをおススメします。

タイルに関しても、光触媒で汚れのこびりつきを防ぐタイプのものや、防汚目地材を使用したものなど、汚れにくいタイルもありますので、トイレリフォーム業者に相談してみるとよいでしょう。

 

 

>>5-2 「トイレリフォーム 床の張替えで見違えるトイレへ」

 

失敗その3:レイアウトの失敗

便器の他にも、手洗いやトイレットペーパーなどのアクセサリー類、収納など、レイアウトを考慮すべきポイントはたくさんあります。「狭いトイレのスペース内、レイアウトのバリエーションなんて大して影響ないだろう」などと高を括っていると、痛い目に遭ってしまいますよ。

  • 手洗いからタオルまでがちょっと遠かったために、落ちた水滴で常に床が濡れてしまった!
  • 収納スペースを吊り戸棚にしたら、便座に座ったままでは出し入れできなくなった!
  • ペーパーホルダーの位置を若干ずらしたら、常に体を捻らなければならなくなった!
  • 将来のことを考えて手すりを設置したら、しょっちゅう腕をぶつけるようになった!
  • ドアが内開きなので、介護が必要になった時のこと考えて引き戸に変えればよかった!

などなど、トイレのリフォーム後に、実際に使ってみて初めて気が付く後悔ポイントが意外に多いのです。

また、特に古いご家庭の場合、配水管の位置も考慮に入れる必要があります。古いトイレと最近のトイレでは排水管の位置が違うため、安易に最新型に変えたら大掛かりな排水管工事が必要となって出費が増えてしまった、という例もありますので!

 

【成功のためのポイント3】

狭いスペースを有効に活用するには、やはり、事前に綿密なシミュレーションが必要でしょう。

トイレットペーパーを取ったり手を洗ったりという動作は、普段の生活の中で当たり前の動きになってしまっています。ですので、頭で考えたり目で確認したりするだけでなく、実際に一つひとつ動作を繰り返して、距離感を把握しておくことが大切です。

 

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失敗その4:明るさの失敗

トイレの明るさに関しても、変えてみてようやく気が付く落とし穴が隠されています。

煌々と照らされた中で用を足すのはどうも好きではないので、内装も落ち着いた色合いにして照明も暗めにしたり、床材なども含め雰囲気のある空間にしようと間接照明にしたり、というトイレリフォームはよくあります。しかし、暗すぎて便の形状や色が判別しにくくなり、健康チェックができなくなってしまったという例を耳にすることもしばしば。

反対に、以前のトイレは窓が小さく薄暗かったので、トイレリフォームの際に明るい色調で統一して窓も大きくしたら、トイレは明るくなったものの、窓が通りに面していたために人の目が気になるようになってしまった、という後悔も、意外に多く見受けられます。

 

【成功のためのポイント4】

トイレの明るさはデザイン性にも直結する問題ですので、どうしても雰囲気で選んでしまう傾向にありますが、実際には居心地を左右するかなり重要なポイントだったりします。暗すぎ、明るすぎ、といった行き過ぎには注意しましょう。

濃い色調で暗めだと狭く見える、白など明るい色調だと広く見える、という視覚効果もありますので、雰囲気に流されずに、例えばショールームで実際の明るさを体感してみるのも、おススメですよ。

 

>>5-4「トイレリフォーム おすすめの照明」

 

◆まとめ

いかがでしたでしょうか。トイレのリフォームは、狭い空間だからこそ、ちょっとした「ま、いいか」という気持ちが大きな落とし穴となってしまうことをご理解いただけたと思います。

実際に測り、実際に動き、実際に体で確かめる。細かいことのように思えるかも知れませんが、この三大原則を徹底することが、後悔のないトイレリフォームへの近道なのです!