トイレリフォームで最大の悩みどころが、業者選びです。ネットで情報収集しようにも、「トイレ リフォーム」で検索すれば1万9千件のヒット数!調べる気力も失せてしまいますよね。そこで、比較のコツから注目ポイントまで、賢い業者の選び方をお教えします!

 

業者選びのその前に、相場を頭に入れておこう!

 

トイレをリフォームする場合、最初に知りたいのはやはりリフォーム費用ですよね。中には、費用だけで施工業者を決めてしまう方もいるくらいですが、そこは注意してください。極端に安い価格を謳っている施工業者には、技術やサービスの質が悪いところも少なくありません。まずは適正な相場をきちんと把握して、施工業者選びを行ってください。

 

1.本体費用・設置費用の目安

[便器/便座の価格の目安]

  • 暖房温水洗浄便座のみ・・・2~6万円
  • 便器と便座だけのシンプルなもの・・・5~10万円
  • 脱臭機能や暖房・温水洗浄機能などが付いたもの・・・10~20万円
  • タンクレスやフタ自動開閉、全自動洗浄など高機能なもの・・・20~30万円

[設置/内装工事の費用の目安]

  • 便座交換のみ・・・1~2万円(コンセントの新設は2~4万円プラス)
  • 便器の撤去・設置・・・2~5万円
  • クッションフロアやクロスの張り替え・・・各2~5万円(0.5坪/フローリングやタイルは2~5万円プラス)

※タンクレスタイプの場合、手洗いを設置する必要があるので20万円前後

※トイレを和式から洋式に変更する場合は30万円前後

 

このように、トイレリフォームの場合、和式から洋式に変える、手洗いを新設する、といった場合を除いて設置費用に大きな差はありません。費用を左右するのは便器の性能・機能面であることがお分かりいただけたでしょうか。

 

2.メーカーの希望小売価格に注目!

 

それでは、実質的な価格の目安となるものをお教えしましょう。それはズバリ、TOTOやINAXといったメーカーのカタログに記載されている「希望小売価格」です。

通常、トイレリフォームの業者はメーカーの希望小売価格の5割から7割程度の価格で製品を販売しますので、そこに業者の設置工事費用を足しても、メーカーの希望小売価格内で収まるのが一般的なのです。

ですので、メーカーの希望小売価格を上回る費用を提示された場合には、相場よりも高いと判断してよいでしょう。

 

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トイレリフォーム業者を選ぶ5つのポイント!

 

それでは本題に入りましょう。トイレリフォームの施工業者を選ぶ際に、ここは外せない!というチェックポイントをお教えします。

 

1.便器のメーカーはどこ?

現在、日本のトイレ市場はTOTO、LIXIL、パナソニックで9割以上を占めています。また、日経ホームビルダーの「採用したい建材・設備メーカーランキング2016(※)」でも、トイレ市場においては上記の3社が他を圧倒しています。特にこだわりがなければ、この3社から選ぶのがいいでしょう。もちろん、これらの会社の製品が性能に優れている、使いやすい、という理由もありますが、実はアフターフォローにも関係してくるのです。例えばデザイン性の優れた海外製品を使用した場合、壊れた時に修理したいと思っても部品の取り寄せに時間がかかってしまうこともあるでしょうし、最悪のケースでは修理できないという可能性も考えられます。長く使用する製品だからこそ、有事の際の対応も考えておきましょう。

(※)参考URL:http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldhbd/15/1612/111100015/

2.価格表示は一式費用?    

 

チラシやホームページなどで、「トイレリフォーム○○円!」などと大々的に安価を謳っているような場合には、要注意です。その金額が果たして費用一式を網羅した総額なのかどうか、チェックする必要があるでしょう。実は施工費用が含まれていなかったり、今までの便座の撤去費用が別途かかったり、機能はすべてオプションで別料金だったりと、そこには様々なカラクリが仕組まれていることがほとんどです。上記「便器のメーカーはどこ?」の話とも関係しますが、便器はTOTOでもシャワートイレは聞いたこともない海外製だった、などという場合も実際にあるようですので、ご注意を。

また、ご自分で見積もりを依頼する際は、「トイレ工事一式」というような金額提示にも気を付けてください。果たしてどこまでの費用が含まれているのか分かりませんので、細かい見積もりを依頼するようにしましょう。最近では多くのトイレリフォーム業者が無料で見積もりを行ってくれます。できれば複数の業者に見積もりを依頼して、比較することをおススメします。

それから、見積もりを依頼すると、そのトイレリフォーム業者の仕事に対する姿勢を窺い知ることもできるのです。例えば見積もりをする際、トイレの写真を送って欲しい、もしくは現地調査をさせて欲しい、と頼まれることがありますが、それは個々のケースをしっかりと把握した上で見積もりを作成しようという丁寧さの表れです。一般的な金額を提示されるよりも、ずっと安心感を得ることができますよね。

ただし、便器を外してみたら他にも工事が必要だった!というケースもありますので、多少の追加費用は念頭に置いておいた方がいいですよ。

 

3.許認可を受けている?

 

家の工事をするのに無許可とかあり得るの?とお思いの方も多いでしょう。もちろん、通常の建築工事を行うのであれば、国土交通省の建設業許可を受ける必要があります。しかし、税込500万円に満たない工事は法律上「軽微な建設工事」という扱いになり、建設業許可を受けなくても施工の実施が可能であることから、トイレリフォームの業者の中には建設業許可を受けていない業者も多くあるのです。

だからこそ、建設業許可はもちろん、上下水道指定工事の指定を受けているかどうかや、給水装置工事主任技術者の有資格者がいるかどうかなどをチェックすることで、トイレリフォーム業者の実力を計り知ることができるのです。

 

4.自社で施工している?

 

一般的にトイレリフォームの施工までの工程は、現地調査→リフォーム内容の提案→施工という流れになります。しかし、中には実際の施工を下請け業者に丸投げしているような、いわゆる営業会社も少なくありません。

リフォームは、設計図通りに施工する新築と違って、家それぞれの状況に合わせて臨機応変に対応しなければなりませんので、複数の会社が存在するとそれだけで意思伝達に時間がかかったり不備があったりすることが考えられます。やはり、営業から調査、リフォーム内容の提案、そして施工まですべて一貫して行っている業者に依頼するのがいいでしょう。

 

5.アフターサービスは?

 

最後に、やはりアフターサービスに関しても、事前にチェックしておきましょう。水漏れなど万が一の場合に素早く対応してくれるかどうかは、非常に重要なポイントです。保証期間はもちろん、サービス拠点が近いかどうか、土日祝日や夜間でも対応してくれるかどうかなど、しっかりと確認してください。

また、リフォーム後に欠陥が見つかった場合に無償で直すことができる「リフォーム瑕疵保険」に入っているかどうかも、確認しておくといいでしょう。リフォーム瑕疵保険がなくても、独自の保証サービスを実施しているトイレリフォーム業者もあります。メーカー保証より長い期間保証してくれたり、修理の無償対応をしてくれる故障内容が充実していたりするなど、リフォーム後もしっかりとサポートしてくれるトイレリフォーム業者は、やはり安心感が違いますよ。

 

 

ホームページやチラシで、こんなことが分かる!

 

それでも自分の目で確かめたい方には、やはり、口コミなどを徹底的に調べることをおススメします。SNSやコミュニティサイトで検索すれば、かなりの情報量が手に入ります。価格の比較サイトや一括で見積もりしてくれるサイトもあります。

しかし、ネットの情報はかなりの確率でネガティブ要素の方が優勢であるということを、覚えておいてください。調べれば調べるほど、悪い印象しか抱けなくなり、どこに頼めばいいのか却って分からなくなってしまうこともありますので。

 

ここで、業者のホームページやチラシの見方を少しお教えします。費用に関しては、前出の通り、あまりに安価な場合には裏があるということを忘れないでください。それから施工事例ですが、これは自社の実績をアピールすることができるので、どうしても大規模な事例や最新タイプの事例、デザイン性に優れた事例などに偏りがちです。正直、あまり参考にならないことも多いですよね。実際のトイレリフォームは、そこまで見栄えのするものではないですから。反対に、小さな事例でも写真付きで詳しく紹介していたり、多くの事例を網羅していたりする業者は、信頼に値すると言うことができます。それは、私たちが「どのような情報を知りたいか」をきちんと分かってくれている、ということの証明になるからです。

また、一口にリフォームと言ってもその種類は多岐に渡り、やはり、業者によって得意な分野とそうでない分野とがあります。だからと言って規模の大きな会社が良いとは、必ずしも言い切れません。例えばトイレリフォームに特化したホームページやチラシを持っている業者は、当然、トイレリフォームを得意分野としていることの裏付けとなります。規模の大小に左右されずに、得意分野を見極めることも重要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。実際に調べ始めると、たくさんの専門用語にたじろいでしまったり、いろいろな情報に振り回されてしまったりしがちですが、トイレリフォームの業者の選び方はそれほど難しいものではありません。費用算出の仕組みや注意しておきたい体制面など、ここぞというポイントを押さえておけば、必ずや、信頼できる業者を見つけることがでるハズです!